思い出

2008年6月26日 (木)

ガリバンと謄写版

昨日の原稿用紙で思い出したが、就職した昭和38年当時は印刷は
「ガリバン」と手刷りの「謄写版」だった。

ろう原紙に鉄筆でガリを切る。下手に線を引くと印刷の時破れてしまうので
ガリバンや鉄筆を変える。種々のガリバンや鉄筆を揃え工夫を凝らした。

手刷りの謄写版はローラーをうまく使わないとむらになる。
手前側には刷り終えた紙が折り重なって沢山印刷する時は尚更だ。
途中で原紙が破れることもあり、そうなると最初からやり直し。

その後ボールペンで切れる原紙や原稿を付ければ電動で切ってくれる
もの(ファックスとか言ったかな)が出てガリバンから開放された。
謄写版も手回しになりすぐ電動になった。

今はコピー感覚で印刷出来る様になっているだろう。便利になった。
その時間分、ちゃんと仕事をしているのだろうか。


ついでに、最近黒板とチョークの無い教室が増えていると言う。
チョークの粉は始末に悪い。粉埃が舞い上がり服や空気が汚れる。

日直が次の授業に備えて黒板を消すのだがその黒板消しを窓の外の
壁で叩くので大抵の教室の外壁が汚れていた。
電動の「黒板消しクリーナー」なるものが備えられていたが・・・。

白板とマジックペン。
何時になったらこう言う時代になるかと思っていたがようやく、と言う感じ。
チョークは白、赤、黄しかなかったが白板用のペンなら色もカラフルになる。

これは教室でパソコンを使うようになり、「ほこり対策」だそうだ。

人間より機械を大切に思っているようでスッキリしないが・・・。

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2008年6月25日 (水)

原稿用紙

頼まれて久し振りに原稿用紙に手書きで文を書いた。
原稿用紙に手書きで書くなんて何年振りだろう。覚えていない。

ワードで原稿を作りそれを印刷し写し書きをする。ワードも久し振り。

現役の頃はワープロを使いこなしていたが今やワードも危なっかしい。
文字の大きさ、行間など思い出すのに時間がかかって返って遅くなった。
ワープロで文を書くのに慣れると挿入や入れ替えが簡単に出来るので
手放なせない。

指定すれば自動的に原稿用紙に印刷してくれるが手書きしてみたかった。

ブログやメールの書き方に慣れてしまって基本的な書き方が難しい。

出だしは1文字分下げる。句読点が一番下に来た時は欄外でよい。等々。
それと文字は詰めて書くので一つの単語や文章が切れて次の行へ渡ると
気持ちが悪い。
ブログやメールではそうならない様に改行できるがそれが出来ない。

非常に違和感を感じながら書き終えた。

原稿用紙なぞ今やその必要は無くなっている様な気がする。
どうせ印刷屋もワードかなんかそういうソフトでやっているだろう。

役目を終えた「原稿用紙」。そんな気がした。

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