ヒロシマ
今年は終戦70年になると言うので騒がしい。
私は昭和16年生まれなのでちょっと戦争には絡んでいることになる。
千葉に居た時東京大空襲で空が真っ赤だったことを覚えている。
松本に疎開した時大根入りのご飯を食べさせられ暫く大根が
食べられなかった。
木曜日の浜田の俳句を番付する番組がある。
(6ch。19:00~ プレバト)
芸能人が写真をもとに俳句を詠み「おばさん」が格付けする。
このおばさんが素晴らしい。
毒舌もさることながら芸能人の俳句を添削し作品として仕上げる。
ほんのちょっとの言葉の入れ替えで作品が生き生きしてくる。
その中でのこと。
ある人が戦争体験を聞くと言う内容で広島を「安芸の国」と表現した。
それを「ヒロシマ」とカタカナで表現し「戦争」と言う言葉を省略した。
俳句では如何に言葉をそぎ落とすか、と言うことが大切と。
安芸の国でも広島でも戦争は思わないがヒロシマとカタカナで表記すると
にわかに原爆が想起される。
これには感心し、彼女の才覚を評価した。
広島は原爆ドームを残して原爆の悲惨さを語り継いだ。
長崎は浦上天主堂を再建して記念碑が無くなりインパクトが
弱くなってしまった。
東北もその悲惨さを残すものを残すべきだ。
こんなことを今思うのです。
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