続・姉の傘寿
さて困った。
食事をするためにはあの階段を姉が上り下りしなければならない。
手すりに支えられれば歩けるそうだが時間がかかる。
それなら車いすに乗せたまま運び上げよう。
ホテルの人にも手伝ってもらおう。
と言うことでやって見た。
まあ無事にできたのだが姉の気持ちがおさまらない。
こんなに人の迷惑になりたくないというのだ。
それはそうだが今は仕方がないから甘えてしまえ、と思うのだが
本人はそうではないようだ.。
夕食の時はみんなで車いすごと運んだが朝食の時は自分で
上り下りすることになった。
時間さえかければ出来るようだった。
外出時は結構大変らしい。
特に駅の乗り換えが大変なようだ。
エスカレーターは怖くて乗れない。
エレベーターのある駅は限られているし、そのエレベーターもホームの
端にあってそこまで歩かねばならない。
乗り換えのホームを移るのも大変でのろのろ歩いていると邪魔扱い。
車いすがどこにでも用意されていて感心したが足の不自由な人が
旅行をするのは今でも大変なことだと分かった。
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