宮崎進展

神奈川県立近代美術館では「宮崎進展」。
もう９０歳を超えると言うがお元気な画家。
抑留経験を「麻袋」を貼り、色付けをすると言う独特の画法で表現。
テーマから言って明るいものではない。
焦げ茶色の暗いものばかりだが１枚の絵に何百枚の麻袋を貼りつけると
いう体力根性に圧倒される。
同じ感じのものが多くちょっと飽きる。
しかし凄い量の作品で麻袋が全部で何枚必要だったろう,どこで手に
入れるんだろうなんて不見識なことを考えていた。

絵なんて何時間もかけて描かれたものをほんの数秒で通り過ぎる。
何時も「悪いなあ」と思うのだがそれが展覧会なのだから仕方がない。
引き付ける魅力がない作品はこんな仕打ちになる。
じっと見たって１分とかからない。
沢山ある中でいいなあと思ったのが１，２枚あればよい。

神奈川県立近代美術館の入場料は９００円。
高齢者はその半額の４５０円とリーズナブル。
レストランで「ケーキセット１０００円」でその分を払ってきた。

葉山の御用邸のすぐ側で太平洋の荒波がど～ん、ど～んと音を立てている。
サーファーが遊んでいたがいい波が来ているようだった。

１時間ほど居て帰ることにする。
バス停は目の前にあって奥さんの勘違いだった。
バスに乗る人は殆どの人がカードで「ピッ」とやって乗っていた。
下りる時も「ピッ」。便利だなあ。
逗子の駅に着くと電車が待っていて急いで乗りこむが発車が遅い。
何やら気配がおかしい。

どうせここまで来たのなら何処かへ寄りたい。
鎌倉は知っているのでこの時期ならアジサイで有名な「明月院」へ行きたい。
と言うことで北鎌倉で下車。
これが大変なことになるのです。（続）