小学校の入学式

昨日はこの付近の小学校の入学式があったようだ。
大きなランドセルを背負ってきれいな服を着る。
母親は当然、父親まで着飾って同伴していた。
もう今は当然のことになったがかっては母親だけだったが父親も子供の
入学式だから、と当然のように休暇を取って出席する。
これが「良い父親」なのか。

かって私が現役の時、高校と小学校の入学式の日が重なった。
ある若い男性の先生は自分の子供の入学式だからとその日休暇を取った。
自分が新入生の担任になっているにもかかわらず・・。
新入生はその保護者も入学式に担任の先生と顔を合わせることはなかった。

仕事を取るかウチの事情を取るか。
私なら間違いなく仕事を取っただろう。
子供の入学式は貴重な行事ではあるがそれに自分がどうしても出席し
なければならないと言うわけではない。
出席したいと言う気持ちは分からなくはない。
しかし何十人と言うこれから担任として付き合う子供たちへの責任がある。
「教師」としての職業を選んだ時点でこういう覚悟は出来ていなければならない。

何時も入学式に接するとこのことを思い出す。