人事異動
今年もKさんが愛知県の人事異動の新聞を送ってくれた。
もう12年も経ち知った人はほんの数人しかいない。
その中で今年校長になったSさんは私の教え子。
義務教育ではもう何人も校長になっているが高校では初めてだ。
31日に電話がかかってきた。
8年間行政に居て大変だった、と言っていた。
日頃教育行政にかかわることはない。
何か不祥事があった時に3人くらい並んで頭を下げる時くらいだ。
この静岡ではしょっちゅうあるので教育長の顔を覚えてしまった。
余り良いイメージはない。
実際の仕事はかなり大変なようだ。
5時には冷暖房が切られ夏も22度を越えなければ冷房もいれてくれない。
父兄からの問い合わせが多く最近のモンスターはすぐ教育委員会へ行く。
それに対応するだけで1時間はかかり仕事が回らない。
そのため夜遅くまでの残業は日常茶飯事のことだ。
冷暖房の無い中での仕事は辛い。
こういう生活を6~8年やって校長として現場へ出る。
それもお手盛りと言われるのを嫌って問題校へ出ることが多い。
行政の悪口を言う人が多いが大変な仕事をしているのだ。
幸い私にはこういう経験はなく現場で38年間生活で来た。
ある意味幸せな年月だった。
人事異動は大変な作業だ。
希望通りの人や「駒」として動かされる人。
それで人との出会いが生まれ人生が決まって行く。
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