長崎へ

５０年以上前になるが,大学２年の春休みに西日本１周の旅をした。
中学校から一緒の２人の友人との３人連れで３月の初めに出発。
１日１０００円で３万円を持って出かけた。

岡山から四国に渡り右回りに回って松山から九州へ。
ここも右回りに大分、宮崎、鹿児島、熊本、長崎、佐賀、福岡と回った。
さらに山陰へ入り山口、島根、鳥取、そして京都へと２８日間の旅だった。

朝はパン。昼はラーメン。夜はその土地の物と乏しいお金を都合した。
３人で順に当番を決めその日はその当番の言う通りに行動する、と言うのが
規則で、行きたくない所へ連れていかれたり行きたい所へ行けなかったりで
結構面白かった。

３月の大山で学生服にズックと言ういでたちで頂上まで登った。
今から考えると自殺行為だが何も知らなかったのだ。
そこで生まれて初めて「スキー」なるものを経験することになる。

途中色々あったが一生の思い出になるものだった。

長崎も行ったがちゃんぽんを食べたこと位しか覚えがない。
グラバー邸とか有名な所は回った筈なんだが。
勿論ハウステンボスなんてまだなかった。

今は娘が孫２人とダンナの仕事の都合で住んでいる。
久し振りにそこへ行くことになっている。