N響・新世界より
まさに、ブラボーな演奏だった。
3日のN響アワー。「新世界より」
1週間前から楽しみにしていたが期待に応えてくれた。
ドイツ人(多分)らしく情緒に満ちてはいるが冗漫ではなく程よい粘りの
ある味付けで心が和んだ。
イングリッシュホルンの例のメロディーも完璧。
あの美人の奏者を初めてゆっくり見られた。(いつもは殆ど映らない)
その後のコントラバスのピチカートも完璧。
ラストのホルンのソロも完璧。
そのあと少し力んでのミスはあったが許してあげる。
あのソロの後はだれでも緊張感が抜ける。
クラリネットの音がとても澄んでいて気持ちが良い。
さすがNHKのカメラワークは素晴らしい。
ソロを的確に掴んでその瞬間をアップで映す。
特にシンバルあの1発しかない。ほんの1秒の瞬間を映していた。
奏者はこの時のためだけに出演している。
あの「シャ~ン」と言う音を出す為には相当の苦労がいることを知っている
だけにあのシーンは重要なのだ。
先週の辻井さんのピアコンに比べオーケストラが生き生きと輝いていた。
コンチェルトと交響曲だから違うのは当たり前だが音質の違いに驚いた。
指揮者の腕の違いか意識的にそうしているのか。
「新世界」は余りにもポピュラーなので演奏するのは難しかろう。
それを見事にやりきったのは、ブラボーとしか言えない。
素晴らしい演奏だった。
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コメント
興味深々の像が浮かびます。 良かったですね。
20数年前 当時高校吹奏楽の全国大会の常連の大阪淀高、愛工大名電、柏校等と肩を並べ 東京普門館 武道館へバスを連ねて応援に行った事を思い出した。当時の部員100余名 父母会会長を命ぜられ 父母 その家族をまとめ子供達と共に5~6台チャーターしての応援だった。金賞を取った いい時代でした。
投稿: 500系 | 2011年10月 3日 (月) 11時34分
普門館での金賞は吹奏楽の憧れ。甲子園で優勝したのと同じです。凄いですね。立派です。
良い思い出を作ってくれたお子さんに感謝ですね。今も音楽に携わっておられるのですか。
音楽は何よりの癒しになります。
投稿: granpa | 2011年10月 3日 (月) 12時36分