辻井さんとN響
昨夜は辻井さんとN響の競演を堪能した。素晴らしかった。
チャイコフスキーのピアノコンチェルト。外山さんの指揮。
外山さんと言えばかって名古屋フィルハーモニー(名フィル)の常任指揮者
だったことがありよく聴きに行ったものだ。
私が若いころだったからもう30年位前のことになる。
名フィルを育てた功績は大きい。
もうお幾つになられたのだろう。
そんな老けた感じは無くお元気な様子だった。
辻井さんは今全盛期の盲目のピアニスト。
彼の頭の中にどう言う形で音楽が入っているのだろう。
我々だったら楽譜というものがありそれが流れるように展開しているはずだ。
全く音符というものがなく何らかの感覚であのすばらしい演奏ができるという
事は奇跡としか思えない。天才以上の才能を持っている。
曲は録音の好みなのかオーケストラの音が少しこもったような感じ。
きらびやかな感じではなくロシアの少し暗い雰囲気をだしたかったのだろうか。
私にはそう感じた。
来週は「新世界」。
イングリッシュホーン奏者の理知的な感じのする女性奏者がソロを吹く。
名前も知らないが何となく魅力的。
私はあの「家路」の旋律よりもあの後の暗い旋律が好き。
コントラバスのボン、ボン、ボン、というピチカートの上を旋律が流れる。
グッとくる。
最後のホルンのソロ。
2点Cの#の音のはずだがプロでもよくとちって曲を壊す怖い所。
ほんの一瞬なので聞き逃すことが多いが私はそこばかり聞いている。
昨夜もよかったが来週も楽しみだ。
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コメント
クラシックとは驚きです。 娘が高校時代 吹奏楽部にいて 父母会の役員で使い回しされました。マーチングも有り軽快な曲は好みだったがクラシックはどうも、、 旋律 音域の外れも解っちゃうんですね。
投稿: 500系 | 2011年9月26日 (月) 19時05分
お粗末ながら現役時、吹奏楽を指導していました。一度だけ東海大会に出られたというレベルでしたが定期演奏会などはやっていました。わが青春の思い出の中です。OBはこき使いましたが父母を使うと言う発想はありませんでした。そういう手があったか、と言う気持ちです。(笑)
投稿: granpa | 2011年9月26日 (月) 19時32分