仰げば尊し・・・
街の中で日中若い子を見かけることが多くなった。
そう言えば高校の卒業式が終わったんだ。
大学の2次試験等を受ける子以外はみんな一番自由な時。
人生で2度とない時なんて思ってもいないだろうが以後こんな
自由な時はないだろう。
卒業式といえば「仰げば尊し」。
先日その原曲が見つかったと報道されたが我々にとっては
ホタルの光と仰げば尊しは格別な曲だ。
私が最後に勤めた高校では卒業式の度に一々卒業生に
仰げば尊しを式で唄うかどうか確かめると言う作業があった。
その高校は「組合」が強い学校でそれに属する先生はこの曲を
卒業式に生徒に強制的に唄わせるのは教育的ではないと主張
していた。
「仰げば尊しわが師の恩」と言うところがいけないそうだ。
どうしても唄わせなければならないと言う事ではないがそう言わ
れるとこちらも引けないところがある。
この歌の雰囲気は卒業式には欠かせないし指導してもらった
先生方に感謝の意を表させることは教育的に必要だ。
教室で花束を贈ればよいものではない。
みんなの前でこの歌を唄って欲しいと思っている。
そこで先生で勝手に決めるのではなく生徒の意向に沿おうという
ことでこうなったわけ。
なんとなく馬鹿らしいが「民主的」ではある。
結局私が在任した7年間、歌われなかった年は1回もなかった。
小中学校では殆ど聞かれなくなったが残って欲しい曲だ。
| 固定リンク
« 入試問題流出事件 | トップページ | おざわの陰謀 »
コメント