駿府博物館へ。
静岡市美術館へ行ったついでに駿府博物館へ。ここも始めての場所。
市美術館から歩いて5分とかからない小さなビルの2階にこじんまりと
ある。名前負けしている。「駿府」だからもっと立派な所だと思ったのに。
「江戸の博物誌」という展示で若沖や北斎、文晃の作品があって結構
見応えはあったがなにせ狭い。入場料800円は微妙。
市美とは対照的なので興味深かったがもう少しそれなりの佇まいが
あってもいいのになあ。雰囲気と言うものが欠ける。
ここは博物館だけど芸術にはお金がかかる。
金持ちが趣味で買い集めないと良い美術館は出来ない。
大原美術館、ブリジストン、ポーラ、サントリー等みんなそうだ。
今や絵を買う位なら福祉へ回せ、雇用へ回せと煩いだろう。
こんな根性では良い絵は集まらない。
だから古い物を並べるだけの博物館か。
今の日本の「文化度」の低さを表している。
その典型がここの施設だと思えた。
作ればよい物ではない。それなりの「風格」が必要なのだ。
中身が良かっただけにこの施設にはガッカリして侘しくなった。
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