10秒ルール
ゴルフはメンタルなスポーツだと言われる。心の持ち方が重要らしい。
ミスしても上手く行っても平常心であることが大切だと。
プロのトーナメントを見ていても長いパットが入ったり、どう見ても
まぐれで入っても当たり前のような顔をして平常心を装う。
なんか無理があり面白くない。
喜怒哀楽を表現しない事が良いことのように思っている。
しかし、バーディーパットやイーグルパットを決めて派手なガッツポー
ズをする人ほど人気がある。
淡々とホールをこなしているのを見ても面白くない。
かってのデビット・イシイは強かったが人気が出なかった。
丸山が人気があり田中秀道が人気が出ないのはこの理由だろう。
上田や横峯のようにミスをしてふて腐れるのも可愛くない。
かといって無理して平気な顔をしているのも不自然だ。
口惜しそうな顔や笑顔を見せたって悪くない、というよりそういう顔を
見せて欲しい。
ミスを引きずって続けてミスをするようでは良いスコアーが出せない
事は誰でも分かっている。
タイガーだったか「ミスをしたら10秒だけ感情を高めてよい、という
ルールを作っている」というのを聞いた事があり真似して実行している。
ミスパットをしてもグリーンを降りてカートに乗る頃には気分を変えて
いる。それまでは思いっきり口惜しがる。それだけで終える。
ミスショットは自分の実力だから出てもそんなにショックは無い。
やはりショートパットのミスは一番こたえる。
これを次のティーショットに影響を与えないための方策が「10秒ルール」。
済んだ事は仕方が無い。
次は思い切って打っていこう、と気分を切り変える。
しかし、次にまた同じ様な距離のパットが来ると悪夢が蘇る。
ここでミスをしないことが何よりも大切で妙に固くならず気楽に打つ。
これで絶対に入る。
入らなければ「今日はこういう日だ」と諦める。
これで気が楽になる。
感情を表すことでパートナーが気を悪くすると困るので「10秒ルール」は
パートナーにも宣言している。
「10秒だけ口惜しがらせてください。後引きずりませんから」
これで自分の気持ちもスッキリする。
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