人材派遣
元々技能職だけに認められていた人材派遣を小泉さんの構造改革の
一環で特殊な技能を持たない製造業まで範囲を広げてしまった。
派遣にしろパートにしろ仕事を求める側からの要請で始まったことだ。
パートは自分の好きな時間だけ働き、生活の足しや社会貢献をすると
いう欲求を満たす物だった。
派遣は技能職と言うことで給料も高く、ある期間働きその後は自分の
生活を楽しむという性格だったと思う。
それが何の技能も持たなくてもただ与えられた仕事をすればパートより
高い給料がもらえることになり目的意識の希薄な若者に受けた。
とりあえずお金を儲けて自分の好きな事をする期間を取る。
「自分探し」なんて言葉も流行った。
会社も一時的な仕事や正規で雇うと人事管理が面倒な事を派遣会社
に任せると言うメリットに気づきどんどん拡張された。
その挙句の不況。
当然会社は「派遣切り」をする。会社にとっては当然の処置だ。
「派遣」は派遣会社の社員として認められていれば住家まで追い出さ
れる事にはならない。そこが思わぬ落し穴だった。
仕事と住家の両方を同時に失う。
こういう仕組みに甘んじていた事の自業自得と言える。
今となっては解決方法は無い。
何とか住家を見つけて生活保護を受ける。
善良な私達の税金で養う事になる。そんなバカな。
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