シャッター通り

この街も駅から浅間大社へかけては店は開いているがそれ以外
は「シャッター通り」になっている。

以前名古屋で親交のあった楽器屋さんが街の中心に店を出し
それまでやっていた店を閉めたままにしていた。

それを見て「知らない人はつぶれたと思うよ。シャッターをもっと
広告塔にするべきだよ。楽器の絵を描いたりして元気にやって
いることをアッピールしなよ」と「忠告」したことがある。

彼はその通りにし、新しい店の地図も入れたきれいなシャッター
になった。

殆どの営業している店もなぜかシャッターに気を遣っている所は
少ない。店の名前も休業日も書いてない。

たまにゆくと休業日なのかつぶれたのか分からない。
この辺は水曜日が休業日と知っている人はともかくちょっと立ち
寄った人には全く分からない。

閉店後や休業日にでも商店街を活気付けるためにもっとシャッター
を活用すべきだ。絶好の広告塔のはずなのに。

そんな気持ちでは潰れるのはやむをえない。

殆どが後継者が居ないことによるものらしいがこれは親の責任だ。

子供は自由にさせれば自分の世界に入って行く。
小さい時から店を手伝わせたり経営の相談をさせてゆけばもっと
違っていただろう。このままではジリ貧だがやり方によってはまだ
打つ手があるかもしれない。

自由にさせといて後継者が居ない、では話が通らない。

それまで生活が出来てきたのだから外へ働きに出すより良い筈だ。

不思議と薬局と床屋はつぶれない。
大型のドラッグストアーやディスカウント床屋が出来ても潰れない。

潰れるのはガソリンスタンドとコンビニ。
１０年前頃にガソリンスタンドはどんどん潰れた。
明らかに供給過剰で自業自得だと思った。

コンビニは流行っていても突然閉める。
毎日２４時間営業では経営者が持たないのではないか。
チェーンの元締めだけが儲けている感じだ。

後継者が居ないと嘆いているだけでは再生しない。

Ｂ級グルメで町興しした様に何らかの手はあるはずだ。
努力が足らない。