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2010年4月29日 (木)

事業仕分け

独立行政法人が悪の温床みたいに扱われている。

確かに何度も書いたように上の方の給料、退職金は無茶苦茶で
是正する必要があるがこれについての指摘は余り聞かない。

官僚は55歳でトップになる一人を除いてそれぞれ天下りする。
まだ若いのだから人材として必要な部署は幾らでもあるがそれが
利権につながったりするのが問題視される。

国家公務員のキャリアーは優秀で全国を4年位毎に転勤を繰り返し
順に出世してゆく。30代で地方の税務署長とかになる。

家庭はその都度転居する事になり子供の学校は小中学校なら良い
が高校となると転校がネックとなる。これが理由で単身赴任も多い。

こう言う事を繰り返しやっと辿り着いたところでの退職を迫られる。

気の毒と言えば気の毒だがこれを知っての就職だから仕方が無い。

多くのこういう団体は国民の要求によって出来ている。

何かの事件が起きるとその監督責任が問われ法の規制を求める。

それに対処するための監督や認証の機関が必要になり○○協会
なるものがどんどん出来る。

ビルの火事があれば消火設備の設置やその状況を検査する機関
が出来、シールを発行する。消防署が直接やることはない。

身近なところでは交通安全協会。
免許の書き換えに行くと入会を勧められるあれだ。
今でこそ「勧められる」が以前は無条件にお金を取られた。

警察の退職者の就職先で交通安全週間等で道に立つ人たちだ。

昨日も話題に出ていた車の衝突審査もこの手順を踏んでいる。
「公的」なお墨付きが「黄門様の印籠」で皆これで安心してしまう。

みんな自分たちのやったこと、と意識は国民には無い。
ただ面白そうに官僚をいじめていると言うのが事業仕分けの印象だ。

悔しかったら国家公務員の試験に受かればいいだけのこと。
こういう努力もしないでひがみ根性で非難するのはよくない。

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