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2009年6月 4日 (木)

ゴルフの奥義

ゴルフについての理論は人それぞれで万人に適するものは無い。

もしそれがあればあれほどのゴルフの本は出ないしレッスンコーチ
もいないだろう。

止まったボールは自分の意志でどのようにでも打てる。
それがなぜか思うように打てない。
だから、ああ打てば、こう打てばと議論百出となる。

大の大人が各自の理論を振りかざしてこれが最善と言うがその人
にはそれが良くても他の人に当てはまるとは限らない所にゴルフの
難しさ、面白さがある。

体つきが違えば基礎体力も違う。それが同じ方法で良い訳がない。

考えてみれば100y も先にあの小さなボールを半径2m 位の円内
に正確に打て、と言うのが所詮無理な話でそれを実践しようと無駄
なあがきをしているとしか思えない。

10回打てば2~3回は出来る確率の事を1回で決めるのは運が無
ければ出来ない事だ。確率通りたまにそれが出来るのだが人の欲
は困ったもので毎回それを求めできない事に悩む。
繰り返し練習する事である程度のことは出来る様になる。

ミスに対しヘッドアップだ、アウトサイドインだと言う指摘はまず当た
っていない。余程の初心者ならともかくある程度の経験者なら打った
瞬間にミスは気づく。ボールはその様に飛んでゆく。
ほんの一瞬の動作が影響する。

石川くんが「100回打って100回同じスイングがしたい」と言ってい
るようにあれ程の天才でも出来ない事を我々は求めている。

整体師は腰が痛いというときに腰は揉まない。
その痛みが出る元の所を治療する。

ゴルフにもそれが言えて、例えば体重移動が上手くできないからと
言ってその事を意識的にやるのでなくどこかで何らかの事をすると
結果的に体重が移動していると言うのがあるんじゃないか、と思う
ようになっている。
低く長くを意識して振るのでなく結果的にそうなる振り方があると。

今の how to は木を見て森を見ていない。
それが求められているからだろうがそれでは何時まで立っても順に
悪くなるだけで根本的な解決にはならない。

さてさて、そのポイントとなるのは何か。
それは人それぞれで共通ではない。
自分のポイントはどこかを探さねばならない。
これが分かればゴルフの奥義を極められるだろうがまず不可能。
高い目標を持てば持つほど悩みは深くなるだけ。

ポイントは案外簡単なところにあるような気がするのだが・・・。

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