父の日セール
今年はやたらと「父の日セール」のチラシが入った。
WEBでもこの宣伝が多い。
経済不況で何とか口実を作って財布の紐を緩めさせようという
事だろう。何でも良いからぜひプレゼントしてあげて欲しい。
「父の日」は「母の日」に比べ盛り上がらない。
父親の存在感の無さがはっきりしている。
かっては父親の下着を箸でつまむ娘の姿がテレビで取り上げら
れたりしたが、さすがに今はそこまでは無かろうがやはり父親は
家庭で疎外されている。
父親が経済的な力を持っていた時代と異なり共稼ぎで女性の
経済力も着いた。家庭教育は母親が仕切り、父親の出番が無い。
困った時に「何とかして下さい」と言われても、最後は「あんたは
黙っていなさい」と叱られるだけ。
力仕事や車の運転等で父親の存在感を示す場所があったが今
は全くその必要性が無くなり、邪魔者扱い。
母親は自分の車で買い物に行くし遊びにも行く。
一々父親に頼まなくても良い。父親の出番が無い。
どういう場面で父親は存在感を示すのだろう。
ビールのCMは女性ばっかりだし、お風呂の掃除は男性。
これが新しい夫婦像なのだろうが「お友達家族」では締まらない。
何かの時に有無を言わせず決定する存在がいる。
それが父親でも母親でも良いのだがやはり役割としては父親。
母親がそれをフォローすると言う役だろう。
普段からそういう演出をしておかないと急には出来ない。
家族みんなで何でも相談して決める、というのが今の理想か。
父親がいない家庭も多い。
以前は父の日に「父親参観日」などの行事が幼稚園や小学校で
行われていたが、今やっているのだろうか。
やると父親がいない子が可哀相と言う論理で苦情が出そう。
それにしても気の毒な父親達よ。
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