日本文化・欧米の文化
イタリアの首相が離婚問題で騒がれている。
イギリスの王室もダイアナ問題で揺れた。
アメリカもクリントン大統領の研修生との問題があった。
これが日本だったらどうだろう。
三本指でわずかな期間で退陣させられた首相がいる。
こう言う問題を起こせば決してただでは済まされない。
日本の皇室も不適応を起こした人を離婚できない。
キリスト教には「懺悔」という「制度」があって、人間は過ちを起こす
ものだというのが根底にあり、悔い改めれば追求しない。
その代わりウソをついてはいけない。ウソに対する追求は厳しい。
日本はそこが全く違う。
政治的責任とか倫理的責任に重きが置かれ、ウソだと分かって
いても確たる証拠が無ければ逃げおおせる。
上に立つ人やスターは国民の模範となり清く正しく生きることが
義務付けられていてちょっとしたミスも許されない。
学歴詐称とか年齢詐称とか飲酒で破廉恥な事をしたとか些細な
事で騒がれ議員辞職や活動停止まで追い込まれる。
どんなに謝っても何らかの形式的な責任をとらなければ許さない。
正直な所、誰もがそんなに清廉潔白でないとわかっているのに
よってたかって責任を取れ、と騒ぐ。辞職したり活動を停止すれ
ばころっと忘れてしまう。
キリスト教や宗教は嫌いだが、人間、過ちを起こすものだという
姿勢は賛同できる。
日本人には宗教観が無く筋が一本通っていない。
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