防災の日
以前は防災の日というより2学期が始まる日と言う意識の方が強かったが
「2期制」が多くなって8月下旬から始まる学校が多くなりその意識は減った。
静岡は何時大地震が起きても不思議でないと言う状況がもう40年くらい
続いている。新潟や岩手では起きるがここは一向にその兆しは無い。
無いにこした事はないがその準備が万全かと言うとそれはお粗末なものだ。
避難所になる筈の学校や公民館の耐震化が進んでいない。
岩手でも体育館が壊れている。
この辺でも小さな公園が「避難所」と指定されているに過ぎない。
ここでどうやって避難生活をしろ、と言うのだろう。
一番復旧に肝心なのは道路。
地図で見て欲しいが静岡市清水区由比町と言う所に総ての幹線が
集まっている。
国道1号線、東名高速道路、JR、新幹線と総てがこの狭い所に集中
している。人間の首のような所だ。
前は海、後ろは崖から山が続き他に大きな車が通れる道は無い。
第2東名の片側だけが山の中で通じたがこれも保証の限りではないし
例えこれが一部機能したとしてもこの道路から一般道への道が無い。
毎年大掛かりな訓練が行われているが課題が浮かび上がるばかりで
解決の道は遠い。
例えば救急用の消防車や自衛隊の車が現地へ向う時隊列を組んで
進む。これらの車は長距離走る事を想定していないので非常に燃費が
悪く何度も給油しなければならない。隊列を組む以上給油した車から
走り出すわけに行かず全車給油するまで相当の時間が待つ事になる。
どこにどこのチームを配属するか等難しい面が沢山あるがやはり訓練で
課題を見つけてゆくしかないだろう。
幸い最近の大地震では火災が起きず段々意識が上がってきたようだが
ここの人たちは楽観的でのんびりしていて深刻には受け止めていない。
そんな所へわざわざ転居するアホもいるがここは快適だ。
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