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2008年9月14日 (日)

父の50回忌・原爆

9月20日に父の50回忌がある。
父親の50回忌なぞそうあることではない。

私が18歳の時51歳の若さで亡くなった。
葬式の夜、伊勢湾台風に襲われ多くの人が死んだ。
葬式をやれたのは不幸中の幸いだった。


父は広島で原爆にあったが奇跡的に助かった。

体中傷だらけで私が小学生の時、体からガラスの破片が出てきた
という事があったことを鮮明に覚えている。

死因は胃がん。原爆の影響があったと思われる。

修学旅行の引率で広島へ行った時、「被爆者」の講演を聞いた。
被爆者と言っても遠くから目撃し何日か後に現地へ行ったという人。
講師に「私の父も被爆者です」と言うと全く関心を示さず、講演料を
受け取るとさっさと帰って行ったのが妙に印象的だった。

原爆反対の署名とカンパをしたら○○党の機関紙が送られてきた。

原爆を食い物にしている人が何と多いことか。腹が立つ。

第五福竜丸の事件で静岡は原爆の3番目の被害者を出した所。
だから8月6日と9日と3月1日
は正午にサイレンが鳴り黙祷する。
ここへ来たのも父が導いたのだろうか。縁を感じる。

父の死は私の人生に大きく影響した。

今となっては後悔はしていないが・・・。

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