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2008年7月 8日 (火)

畑・農業の将来

かって「三ちゃん農業」と言う言葉があった。

農業をやる人は、じいちゃん、ばあちゃん、母ちゃんの三ちゃんで、父ちゃんは
出稼ぎか、サラリーマンになって暇な時に手伝うと言うパターン。

大体父ちゃんは公務員で勤務時間が決っているのと休暇が取り易い職業。
公務員は労働組合が強く、年休は「権利」なので仕事に特段の支障が無い
限り拒否できない。公務員に『特段の支障』などない。
管理職に人事権も無いのと同様なので好きに休める。
一般企業では考えられないことが公務員の世界では日常茶飯事。
だから、社保庁みたいなことが起きる。
自分達の仕事なのにバイトを雇って仕事をさせ自分達は遊んでいる。

11時半には昼食に出て、16時半には帰り支度をしているのが殆ど。
「居酒屋タクシー」みたいな事は一般の公務員では考えられない。
国会や県議会に関係する部署の一部だけの話。
それも何か急な質問に対するための待機でぶらぶらしているだけ。

まあ、それは別として、現在の農業は今や「二ちゃん農業」。
母ちゃんはじいちゃん、ばあちゃんと別居しているし、勤めていて自分の
子供も保育園頼み。家事も満足に出来ないのに農業どころではない。

父ちゃんも思わぬ「民営化」で働かねばならぬようになってしまった。
約束が違うといっても始まらない。
父ちゃんも母ちゃんも農業に手が回らない。

どっちかが死んだり病気になると農業に手が回らず、土地は荒れる。
ウチみたいに「市民農園」で年¥5000で借りてくれれば草刈もしなくても
済み、土も生きる。多分税金以上の収入にもなる。

今や農業は危機に瀕している。2足3文で買い叩かれて住宅が建つ。

食料は輸入すれば済む。自給率39%だろうと金さえ出せば手に入る。

小麦粉や大豆が入手困難になりお米が見直されているというのにまだ
減反政策をやっている日本。

原油高で皆がこんなに困っているのに暫定税率を戻して道を作ろうとする
アホさ。こう言うときにこそ何とか政策打ってこその政治ではないか。

自民党に愛想が尽きたがかといって基本的に同じ体質の民主党もダメ。
爬虫類顔の鳩山と傲慢な小沢が仕切るのかと思うとぞっとする。
かといって共産党でもない。共産主義はお断り。

今迄、農家は自民党の得票源でズブズブに補助金で守られてきた。
キャベツが出来すぎるとトラクターで潰す。これにも補助金が出る。
農民は痛くも痒くもない。

それでもやり手がいないのでは将来は無い。さて・・・。

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