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2008年7月 4日 (金)

起立・礼

首相が記者会見をする時、入室する時も質問する時も記者は座ったまま。

アメリカは起立して大統領を迎える。質問をする時も立って発言する。


授業のはじめと終りに「起立」「礼」をする。
裁判官が入室する時も起立して迎える。

これは先生や裁判官にに対する敬意を表す一つの形式。
もちろん「お願いします」と言う気持ちが欲しい。

式の初めと終りにも「一同、礼」という儀式が行われる。
これはそれまでの時間とこれからの時間とを区切るための儀式。

閣議の際、首相が入室する時に大臣が起立しないで迎えることが
問題になりその後は改善されたようだ。これは立場への敬意の表現。

この「起立」と言うことがただの形式だから要らないというのが分からない。
その立場の人に対する「敬意」という心が必要だ。

生徒の先生に対する敬意。一般人の政治の中枢を担う人への敬意。
例えその人がその地位にふさわしくないと思ってもその「立場」には
敬意を払うべき、と思う。お互いその立場を尊重し敬意を持つことで
社会は順調に機能すると思う。

記者は首相と同じ立場だと思っているのだろうか。
その責任は雲泥の差だ。

日本人はなぜ人に敬意を表現することを「形式的」と決め付けるのだろう。

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