ガリバンと謄写版
昨日の原稿用紙で思い出したが、就職した昭和38年当時は印刷は
「ガリバン」と手刷りの「謄写版」だった。
ろう原紙に鉄筆でガリを切る。下手に線を引くと印刷の時破れてしまうので
ガリバンや鉄筆を変える。種々のガリバンや鉄筆を揃え工夫を凝らした。
手刷りの謄写版はローラーをうまく使わないとむらになる。
手前側には刷り終えた紙が折り重なって沢山印刷する時は尚更だ。
途中で原紙が破れることもあり、そうなると最初からやり直し。
その後ボールペンで切れる原紙や原稿を付ければ電動で切ってくれる
もの(ファックスとか言ったかな)が出てガリバンから開放された。
謄写版も手回しになりすぐ電動になった。
今はコピー感覚で印刷出来る様になっているだろう。便利になった。
その時間分、ちゃんと仕事をしているのだろうか。
ついでに、最近黒板とチョークの無い教室が増えていると言う。
チョークの粉は始末に悪い。粉埃が舞い上がり服や空気が汚れる。
日直が次の授業に備えて黒板を消すのだがその黒板消しを窓の外の
壁で叩くので大抵の教室の外壁が汚れていた。
電動の「黒板消しクリーナー」なるものが備えられていたが・・・。
白板とマジックペン。
何時になったらこう言う時代になるかと思っていたがようやく、と言う感じ。
チョークは白、赤、黄しかなかったが白板用のペンなら色もカラフルになる。
これは教室でパソコンを使うようになり、「ほこり対策」だそうだ。
人間より機械を大切に思っているようでスッキリしないが・・・。
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