茶摘み
一応、夏も近づく八十八夜で、5月の始めに儀式的に茶摘はするが
早い時期から茶摘は始まっている。
路地物は鹿児島が先になり値段も高くなるので時期を早くするために
ビニールハウスで育てる所も出てきて年々早くなる傾向にある。
4月になると一斉に若芽が出てきて淡い緑色が美しい。
お茶の木はご存知のように幅2m 位のかまぼこ状に刈り込まれていて
1m 四方の袋が付いたバリカンのようなもので左半分、右半分と言う
具合に2人で揃って動いて刈る。
この「ウィーン」という音が聞えると初夏と言う感じがする。
木を跨いだ機械で一度に刈る方法もあるが、そういう風にお茶の木を
植えてあることが必要で一般にはされていない。
刈った葉はその日の内に製茶場に持ち込まれ、その日の内に蒸され、
揉まれ製茶される。この新鮮さが命らしい。製茶場は徹夜になる。
一茶、二茶と2度ほど刈るのが普通で場合によっては三茶と言って
3回刈ることもある。勿論回数を経るごとに質は落ちる。
毎日取引が行われ新聞にその相場が載るのが静岡らしい。
お茶の種類によって熱いお湯ですぐ湯飲みに注ぐ方がいいのと、
ぬるいお湯でゆっくり注ぐのとがある。
たかがお茶とはいえ奥は深い。
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